EOS情報
当カテゴリーでは現在の充実したEOSの様々な情報を紹介していきます。
国産高級カメラ誕生前夜
日本のカメラの歴史を辿ると、1930年ごろにさかのぼらなくてはなりません。
当時のカメラといえば高級カメラといえば精密機械の王国ドイツのライカかコンタックスの2ブランドが独占していました。
一方日本は軍艦や飛行機の製造業において実績を上げ、世界にもその技術力が認められつつありました。
「こんなチッポケなもん、お前の国の技術があれば作れないはずないだろ?」
とアメリカ人貿易商にたきつけられたキャノン創業者吉田五郎は、カメラの修理改造からカメラの製作に執着していきました。
EOSの母の母
「KWANON」という名称は、観音教信者であった吉田が命名。
千手観音のロゴマーク、そしてレンズにも、ブッダの弟子であるマーハカサーパから「KASYAPA=カシャパ」という名前がつけられました。
「潜水艦ハ伊號、飛行機ハ九二式、カメラハ KWANON、皆世界一」という勢いのあるコピーと共に、いかにもアジアンテーストのデザインで広告に姿を現した日本の革新的カメラですが、なぜか最終的に市場に現すことが無かったのです。
幻のアジアで初めての高級35mmレンジファインダー機。
いわばEOS母の母あたりでしょうか。
姿の現す前に消えた祖母「KWANON」ですが、EOSにもその面影は残され、ドイツはおろか西洋に負けてなるものかという誇りが受け継がれています。